梅雨が明けましたが、中々天気が落ち着かない今日この頃です。今は台風の季節でもあり突風やゲリラ豪雨的なものも近頃多いです。普段の雨だと雨漏りはしないけれど、ゲリラ豪雨的な雨の量が多いものになってしまうと雨漏りしてしまうと言ったお問い合わせも多くなってきています。上の写真のように部分…

今回紹介するのは、珍しい屋根の形状の中の1つである「バタフライ屋根」になります。「アントニオ・レーモンド」という建築家が設計し、日本の軽井沢タリアセンという所の「ペイネ博物館（昔は夏の家という建てた建築家の別荘）」という建築物に使われています。バタフライという名が付いている理由と…

今回紹介するのは「フランス瓦」です。その名の通りフランスで主に使われている瓦になり、フランスの街並みの景色を形作っている瓦です。この瓦に使われている材料の中に「化粧土」という物があります。化粧土は、粘土（ねんど）・媒溶剤（ばいようざい）・非塑性原料（ひそせいげんりょう）などの素材…

風情あふれる日本の瓦。瓦は日本だけの物と思いがちですが、外国にも瓦は存在します。材質・色合い・性能も日本の瓦とは異なり、日本の瓦とはまた違った表情を出すことも出来ます。 日本の瓦との違いとしてまず挙げられるのが素材の違いになります。その一つとして、瓦を造るときにスペイン現地の土を…

かつて貿易が産業の中心だった「オランダ」。オランダの住宅は水路に面した住宅が多い事でも有名です。何故オランダの住宅は水路に面したものが多いのかというと、現在住宅として使われている家は昔は倉庫として使われていたみたいです。 貿易といえば海。その海に繋がっているのが現在観光の際にカヤ…

寒い地方で有名な北欧。その寒い地域に属している「スウェーデン」は、寒い環境ならではの工夫が色々な所にさせています。その工夫の1つとして「省エネ活動」。寒さによるエネルギー不足が問題となり、この国では電気・ガスなどの暖を取るエネルギー源を他の地域より、より一層効率良く使っていかなけ…

今回紹介するのは、日本の伝統でもある瓦屋根の一部、「袖瓦（そでがわら）」です。「ケラバ」と呼ばれる屋根の先に付いている瓦なので「ケラバ瓦」とも言われたりします。袖瓦は主に切妻屋根（きりづまやね）「山形の形状をした屋根の事で、屋根の面が二面だけの屋根の事を言います」の破風部分（屋根…

夏に入り、蒸し暑い気候が続きますねそんな夏の季節は一日の午後から夕方にかけてよく夕立によるにわか雨や大きな音を出す雷がよく発生します。昼間は暑さを覗けば日差しがカンカンと照り付けて洗濯物もよく乾き、お出かけするにはいい環境ですが、午後になると天気がおかしくなり、雷の音から始まって…

今回はマルスギ株式会社様の製品の1つである平板陶器瓦「防災フィット」について紹介していきます。この瓦はｃｊｋ対応部材として認定されており、ｃｊｋとは「長期使用住宅部材標準化推進協議会様」という会社のシンボルマークが瓦に刻印されており、この瓦が長期に渡り使用する事が出来る屋根材とし…

今回紹介するのはマルスギ株式会社様の製品の1つである自然災害にも強い瓦「和形防災瓦」を紹介していきます。この「和形防災瓦」という瓦は瓦本来の古き良き風格と落ち着きに満ちた形をそのままに、防水性能と防災面に優れた瓦に仕上げた物となっております。-写真素材元「マルスギ株式会社様」- …

今回は嬬恋村(つまごいむら)にお住いのお客様から「家の中で雨漏りが発生していて、恐らく軒天の部分から雨水が入り込んでいるのではないか？」とのご相談を受けましたので、「耐水べニヤ(二枚)→防水加工が施された水分に強い薄い木の板」と脚立(九尺)を二つ、道板(三尺)を二つ積み、早速伺わ…

今回紹介するのはマルスギ株式会社様の製品の1つ、緩勾配対応・軽量洋風瓦「イーグルマキシム」という製品の紹介になります。この製品の特徴は、ヨーロッパと日本双方の伝統の技が融合し生まれ変わった新しいタイプの瓦になります。-写真素材元「マルスギ株式会社様」- 形状は英文字の「Ｍ型」の様…

今回は瓦の取付け方法の1つでもある「ラバーロック工法」のデメリットについてお伝えしていきます。「ラバーロック工法」とは、瓦を屋根に葺く（ふく）工法の1つとなっており、この工法がもたらす効果は主に台風などの強い風や地震などの大きな揺れによって引き起こされる瓦のズレや落下を抑える工法…

前回は破風板部分の板金巻き作業が終了しましたので、今回はその続きになります。今回行う作業は新しい軒樋の取付けです。軒樋とは雨水を流す為の雨樋のパーツ一部で、主に屋根の端の下の破風板部分に付けられるものとなっております。屋根の上に降った雨水を受け、地面へと続く竪樋（壁に付く筒状の雨…

今回の作業は破風板（屋根の端の下部分）の板金巻き作業を行わせて頂きました。破風板の塗装剥げや雨水による木の痛みが進行していたので板金を巻き、雨による被害を抑える必要があります。 まずは寸法を測り出します。搬入された板金素材にも限りがあるので極力無駄を出さない様にし、ぴったりの寸法…