渋川屋根やさんより、ルーフィングシートの粘着式と不粘着式とは？
皆さんはルーフィングシートと呼ばれるものはご存知でしょうか？
ルーフィングシートまたは防水紙と呼ばれていて、主に屋根材を張る前に施工されるものの事です。
このルーフィングには張り付けるタイプの粘着式と、タッカーと呼ばれる機械で打ち付けるタイプの物があり、資材によってそれぞれ施工方法も変わってきます。
まずは粘着式のルーフィングシート(防水紙)。
裏面にノリの様な物が付いており、正確な位置を決めて張り付けていきます。
これが結構強力な粘着作用が働いており、一度張ったら簡単には取れない丈夫なものなんですよ
費用は不粘着式よりは高くなりますが、人が住んでいる状態で屋根の張替えを行う場合は音を立てずに作業出来たり、タッカーと呼ばれる大きいホチキスで打たないので穴が出来ず、止水性が高いのが特徴なのです
お次は不粘着式のルーフィングシート(防水紙)。
こちらは粘着式とは違い、裏面には粘着が付いていない為、タッカーと呼ばれる大きいホチキスで打ち付けます。
位置を出し、機械を使って打っていく訳なのですが、打つ時に穴をあけるので止水性が粘着の物より劣ってしまいます。
しかし、価格は粘着の物より控え目となっており、例え穴をあけるといってもシートがゴム製で出来ているので穴を打った後に埋まるようになっていますので全部の面で劣るというわけではありません。
性能や費用の面で多少の差が出るこのルーフィングシート(防水紙)ですが、住宅にはなくてはならない物でもあります。
実はこのルーフィングシートは屋根の最後の砦とも呼ばれており、屋根材が劣化して雨水が染み込んできても長期に渡っては厳しいもののある程度雨水を弾くことが出来ます。
住宅を建てる際、もしくは屋根を葺き替える(交換する)際には打ち合わせの段階で屋根材の質や構造と共に重視してみては如何でしょうか？
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